みのりの眼

みのりの眼 過去公演

加藤訓子 ソロリサイタルシリーズ vol.2(2024.3.5)

「バッハ無伴奏マリンバの為の作品集」は、エストニア・タルトにあるヤン二教会との出会いに始まりました。
2013年「カントウス」を記念してアルヴォ・ペルトの生まれたエストニアに呼ばれ、演奏したのが13世紀の古い土の香りのする煉瓦造りの教会、ヤンニ教会です。
シンプルで飾り気がなく、壁の両脇の上部には埴輪のようなテラコッタが埋め込まれ、祭壇には小さな20センチほどのイエス様があるだけです。
半分は戦争で壊されてしまったであろう修復の痕もあり、何故か天井が木で平になっていました。
そこで音を出した瞬間、「なんと幸せな音であろうか」と感じると同時に、客席側ではマリンバの減衰してゆく音が綺麗に長くつながってゆきます。
演奏後「ここで何かを残したい」「もっとここで演奏したい、ずっとここでマリンバを弾いていたい」そんな気持ちが止まず、
教会に申し入れをし、レコーディング実現の運びとなりました。
そこからバッハを弾くことを決め、何がマリンバに合うか?従来のマリンバのサウンドを越えるべく、どんな表現の可能性があるかを念頭に、
無伴奏チェロ組曲から1・3・5番、そして無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータからソナタ全曲を選び、一音一音に魂を込めて仕上げて行きました。
それは大きな岩壁を登って行くが如く膨大な時間との戦い、バッハの時代になかったマリンバという楽器における表現の未知なる境地へ向かって、
そして自分自身への限界へのチャレンジでもありました。
延べ1ヶ月を越える滞在の中、毎日夕方4時に教会の鍵を受け取ってから朝5〜6時まで、毎日来る日も来る日もバッハを弾き続ける、
苦しさもありながらこんなに幸せな時間はありません。こうしてできあがった全33トラック、157分に及ぶ「無伴奏マリンバのための作品集」です。

以上は、アルバム『J.S.バッハ:マリンバのための無伴奏作品集』2017年リリースの際に加藤自身が寄せた文章です。
今回はこのアルバムから選りすぐった作品を演奏します。
最高の音響を誇るサルビアホールで再度、伝説でなるだろうパフォーマンスをぜひ見に来てください!

【プログラム】
・平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番プレリュードハ長調
・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調
・無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番イ長調 全曲
・無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番ニ短調より「シャコンヌ」

全席自由 前売:5,000円/ 当日:5,500円
日程:2024.3.5(火) 19:00開演(18:30開場)
場所:鶴見区民文化センターサルビアホール 音楽ホール

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<年末大感謝 特別ニコニコ公演>吉本梨乃 ヴァイオリンリサイタル (2023.12.6)

みなさまこんにちは!ウィーンを拠点に活動しているヴァイオリニスト吉本梨乃です。
今年の締めくくりにまた東京で皆様に聴いていただける機会をいただけてとても嬉しいです
さらに今回は主催者さまの特別のご配慮によりニコニコ価格を設定して頂き、これまで以上に多くの方に私の演奏を聞いていただけることを楽しみにしています。
プログラムは、皆様に楽しんで頂けるよう初出しの新プログラムも増やしました!
ぜひ聞きにいらしてください!
(吉本梨乃)

プログラム
(昼の部:14時開演)
1 C.シューマン:3つのロマンス
2 パガニーニ:24の奇想曲より第21番、第1番
3 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
4 エルンスト:「夏の名残のバラ」による変奏曲
5 サン=サーンス:ハバネラ
(夜の部:19時開演)
1 C.シューマン:3つのロマンス
2 イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番「バラード」
3 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番「春」
4 チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
5 エルンスト:「夏の名残のバラ」による変奏曲
6 プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番

12月6日(水) 品川区立五反田文化センター音楽ホール
昼の部、夜の部ともに全席自由2,500円!(ニコニコ価格)

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e+、tektet、および問い合わせ先でのご予約からお選びいただけます。

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青山音楽財団新人助成公演
吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル (2023.12.3)

みなさまこんにちは。ウィーンを拠点に活動しているヴァイオリニストの吉本梨乃です。
今回、京都で初めてリサイタルを開催させていただくことになりました。会場は憧れのバロックザール、こんなにうれしく光栄なことはありません。
私は普段ウィーンやベルギーなどで、ヨーロッパの文化を学びつつも、日本人代表として見られることを感じながらしっかり日本人としての自覚を持って過ごしています。 今回、日本らしい街といえば京都というくらいたくさん日本の文化を感じられる京都で演奏できることをとても楽しみにしています。
ぜひ私の演奏を聞きにいらしてください!
(吉本梨乃)

プログラム
1 C.シューマン:3つのロマンス
2 イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番「バラード」
3 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第5番「春」
4 チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
5 エルンスト:「夏の名残のバラ」による変奏曲
6 プロコフィエフ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番

12月3日(日)午後2時開演
青山音楽記念館バロックザール
全席自由3,000円

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青山音楽財団新人助成公演
吉本梨乃ヴァイオリンリサイタル (2023.12.3)
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ルネ・ド・カステラ 生誕150周年記念 vol.2(2023.11.23)

カステラってお菓子のあれ?
いえ、さまざまな素敵な作品を残した作曲家の名です。

あのアルベニスの弟子であり、親友でもあったカステラ。エレガントで優美な旋律と、詩情に溢れた音楽は唯一無二のものですが、まだまだ知られていません。
同じ地方の盟友セヴラックら、彼を囲んだ作曲家の作品とあわせて聴いてみましょう。
新たな喜びがきっと見つかります。

vol.2 では、カステラの大作であり名作である「ピアノ三重奏曲」を、カステラと親交の深かったトゥリーナとラヴェルの同じ編成の作品とともにお送りいたします。

【プログラム】
・トゥリーナ 「ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための幻想曲 ≪環≫ 」
・ラヴェル「ピアノ三重奏曲」
・カステラ「ピアノ三重奏曲」(日本初演)

全席自由 各回 一般:4,500円/ 学生:3,000円/ ペア:8,000円
9/30との2回通し券 一般:8,000円/ 学生5,000円/ ペア:15,000円

日程:2023.11.23(祝) 15:00開演(14:30開場)
場所:やなか音楽ホール

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フェデリコ・モンポウ 生誕130周年記念「カタロニアの風」(2023.11.21)

2023年はカタルーニャの作曲家フェデリコ・モンポウの生誕130年の年に当たります。
これを機にモンポウを回顧するコンサートを京都、神戸、そして東京の3都市で開催します。
しかしこのコンサートは単なる回顧ではありません。

モンポウは主にピアノのための作品と歌曲を残しましたが、今回のコンサートで演奏される彼のオリジナル作品はギターのための「コンポステラ組曲」のみです。
それ以外は新旧の日本人作曲家が弦楽器用に編曲した作品、そしてその中で日本を代表する作曲家のひとり、平吉毅州がモンポウやカタルーニャの地にインスパイアされて作曲した「カタロニアの風」でプログラムは構成されています。

つまりこのコンサートは、モンポウと彼を育んだカタルーニャという土地に対する日本からの眼差しを明らかにすることによって、モンポウという作曲家の普遍性を再発見するものなのです。

またとない機会をぜひお見逃しのないよう。

【プログラム】
・モンポウ / 松﨑国生編 「子供の情景」 弦楽四重奏
・モンポウ / 「高み」 ヴァイオリン+ギター
・モンポウ 「コンポステラ組曲」 ギター
・モンポウ / 平吉毅州編 「7つの『歌と踊り』」 ギター+弦楽四重奏
・平吉毅州 「カタロニアの風」 ギター+弦楽四重奏

【東京公演】
全席自由 一般:4,000円/ 学生:2,500円

日程:2023.11.21(火)19:00開演(18:30開場)
場所:ルーテル市ヶ谷ホール

*京都公演 10月29日(日)、神戸公演 10月30日(月)

 

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山田穣 スペシャルジャズクインテット (2023.11.5)

毎年好評をいただいています年に一度の代官山ヒルサイドプラザでの山田穣スペシャルクインテット!
今回は、日野皓正グループのメンバーとしての活躍でも有名であるアルトサックス奏者、多田誠司を迎えます。
今回もまたここでしか聴けない編成と演奏で皆さまに楽しんでいただきたいと思います。

普段ジャズに親しみのない方でも大丈夫!むしろそんな方にこそ聴いていただきたいとっておきのコンサートです。
ドリンク片手に気楽な気持ちで楽しんでみてください。
きっとジャズの魅力に気づいていただけるものと思います。

2023年11月5日(日) 午後4時開演(午後3時30分開場)
代官山ヒルサイトプラザ
全席自由 一般:4,500円(ぺア:8,000円)ワンドリンクサービス

 

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倉田莉奈 コンセプチュアル・リサイタル vol.5「いのりのおと」(2023.10.19)

はじめの音が放たれてから、最後の音が消え入るまでの70分間―
拍手や休憩を挟まずノンストップで演奏され、ひとつのテーマを描き出すプログラム。
短編映画を観るように聴いていただけたら、という思いで制作している〈倉田莉奈 コンセプチュアル・リサイタルシリーズ〉は、第5回を迎えます。

今回のプログラムは、愁いを帯びたフランクのオルガン曲「前奏曲、フーガと変奏曲」(バウアー編)、そして優しく光を放つベートーヴェン「ピアノソナタ第30番 作品109」を軸にお届けします。大切な人を想う、穏やかな明日を待つ、そんな日々の小さな「いのりのおと」を皆さまと分かち合えたらと思います。

2年間で全5回、を想定して昨年スタートしたこの「コンセプチュアル・リサイタル」シリーズ。
第1回「nostalgia」第2回「花言葉」第3回「こわれる」第4回「旅路」と、それぞれ違ったコンセプトで、一曲も重複することなくプログラムを組んできました。

今回で一区切りということで、暫定最終回、全力で取り組んでおります。
今までいらしてくださった方も、聴き逃してきたけどちょっと覗いてみるか…という方も、どなた様も歓迎です。
心を尽くして曲と向き合いながら、お待ちしております!✨

(倉田莉奈)

10/19(木) 19:00開場 19:30開演
鶴見・サルビアホール(音楽ホール)にて

program
アルヴォ・ペルト : アリーナのために
フランク:前奏曲、フーガと変奏曲(バウアー編)
フォーレ:舟歌 第12番 変ホ長調
モンポウ:歌と踊り 第9番
ラヴェル:鏡より『悲しき鳥たち』
ミュライユ:別離の鐘、微笑み
梶谷修:風に・・・波に・・・鳥に・・・
シューベルト:アダージオ ホ長調 D612
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 ホ長調

一般4,000円 学生2,000円 [リピとも割あり]

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ルネ・ド・カステラ 生誕150周年記念 vol.1(2023.9.30)

カステラってお菓子のあれ?
いえ、さまざまな素敵な作品を残した作曲家の名です。

あのアルベニスの弟子であり、親友でもあったカステラ。エレガントで優美な旋律と、詩情に溢れた音楽は唯一無二のものですが、まだまだ知られていません。
同じ地方の盟友セヴラックら、彼を囲んだ作曲家の作品とあわせて聴いてみましょう。
新たな喜びがきっと見つかります。

vol.1 では、カステラの名作、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための「コンセール」のほかさまざまな編成の作品をあつめて、、セヴラック、ルーセル、ラヴェルの作品とともにお送りいたします。

【プログラム】
・セヴラック 「セレの思い出」、「ミニョネタ」(ともにヴァイオリンとピアノ)
・ルーセル「笛吹きたち」(フルートとピアノ)
・ラヴェル「ハバネラ形式のヴォカリーズ(フルートとピアノ)
・ラヴェル「マダガスカル島民の歌」(テノール、フルート、チェロ、ピアノ)
・カステラ「感傷的な対話」(テノールとピアノ)
・カステラ「3つの歌」(テノールとピアノ)
・カステラ「シシリエンヌ」(チェロとピアノ)
・カステラ「コンセール」(フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ)

【出演者】
・金沢青児(テノール)
・大塚茜(フルート)
・ヤンネ舘野(ヴァイオリン)
・鈴木皓矢(チェロ)
・蓜島啓介(ピアノ)

全席自由 各回 一般:4,500円/ 学生:3,000円/ ペア:8,000円
11/23との2回通し券 一般:8,000円/ 学生:5,000円/ ペア:15,000円

日程:2023.9.30(土) 14:00開演(13:30開場)
場所:鶴見サルビアホール音楽ホール

 

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徳永真一郎&松田弦 ギターリサイタル「在りし日の歌」(2023.8.26)

昨年に引き続き今年もこの実力派ギタリスト2人のデュオ・コンサートを開催します。

しかも今年のメインは、傑作&難曲のセルジオ・アサドによる組曲『夏の庭』全曲です!

相米慎二監督の同名映画のサウンドトラックとして作曲されたこの作品は、映画の世界をさらに高めていましたが、音楽単体で聴いてもとても聞き応えがあります。

その他、シューマン『子供の情景』、武満徹『どですかでん』、モリコーネ『ニュー・シネマ・パラダイス』と、どれもかつてあった風景を思い起こさせる作品を集めました。

静の徳永さんと動の松田さんと言ったら、実はその風貌の話でしかなく、それぞれの音楽を正しく表してはいませんが、それでもお互いの異なるキャラクターが重なると、相乗効果でその世界が格段に豊かになる様は見ていて圧倒されます。

ギターファンはもちろん、音楽ファンであれば聴いて損はありません!それどころか普段音楽を聞かない人にもオススメできます。

是非是非いらしてください!

【プログラム】
・武満徹/鈴木大介編:どてすかでん
・シューマン/柴田健編:子供の情景
・モリコーネ/鈴木大介編:ニュー・シネマ・パラダイス
・セルジオ・アサド:組曲「夏の庭」

入場料:全席自由4,500円(ペア8,000円)

日時:8月26日(土) 午後2時開演
場所:横浜鶴見区民文化センターサルビアホール音楽ホール

ご予約・お問い合わせ:みのりの眼
①お名前、②人数、③お電話番号をお知らせください。折り返し予約完了のメールをお送りします。
なお、本公演は当日受付で現金での入場料の精算をお願いしています。

 

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倉田莉奈 コンセプチュアル・リサイタル vol.4「旅路」(2023.6.14)

毎回定めるテーマに従ったメインの作品、そしてそこへと至る前奏曲のように並べられた小品たち。それらを連続してピアニスト倉田莉奈が一気に演奏する、他にはないリサイタルシリーズ。

その4回目となる今回のテーマは「旅路」、メイン曲はシューベルトの残した最後のソナタ、その他クープラン、グラナドス、ドラージュ、ベリオ、ブラームスなどの小品で構成されたプログラムです。

70分間聴き続けたときにあなたの心に湧き上がるものは一体?ぜひ体験しにいらしてください!

【プログラム】
・クープラン : クラヴサン曲集より「シテール島の鐘」
・バッハ:フランス組曲第6番より「クーラント」
・グラナドス : スペイン舞曲集より「アンダルーサ(祈り)」
・ドビュッシー : 前奏曲集より「アナカプリの丘」
・ドラージュ : 7つの俳諧より第7番「夏」
・木下牧子 : 9つのプレリュードより第2番
・ベリオ : 6つのアンコールより第3番「水のピアノ」
・ブラームス : 間奏曲作品117-2
・シューベルト : ピアノソナタ第21番 D.960

全席自由 一般4,000円/ 学生2,000円/ リピとも割

日程:2023.6.14(水) 19:00開演(18:30開場)

場所:鶴見サルビアホール音楽ホール

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